これからの時期は、お子さんの就職・進学・独立など、生活環境が大きく変わる時期ですね。
この時期に毎年ご相談が増えるのが、「扶養から外れる場合の社会保険の手続き」についてです。
よくある❝うっかり❞でお子さんが就職したにもかかわらず、「健康保険の扶養のままになっている」「年末調整や住民税の扶養情報が更新されていない」といったケースが実は少なくありません。
【社会保険(健康保険)の扶養】
お子さんが就職し、ご自身で健康保険に加入する場合は、親の健康保険の扶養から外す手続きが必要で、親の勤める会社側で自動的に外れるものではありません。
手続きが遅れると、後日、保険給付の返還や保険証の切替トラブルにつながることがあります。
現在はマイナ保険証の利用により、ご自身で保険者を確認はできますが、それでも4月最初の切替期間は就職したにもかかわらず、手元にある親扶養になっている健康保険証を間違えて使用してしまう場合が多々あるようです。
【所得税・住民税の扶養】
またお子さんが就職した場合には税の扶養(所得税・住民税)も確認が必要になるかもしれません。
扶養控除申告書を提出したのは前年の11月頃で、まだ就職をしていない時期ですので、うっかり翌年の扶養控除申告書に記入している場合があります。
就職してお子さんが収入が一定額を超えることで、税法上の扶養控除の対象外となり、年末調整の際に、計算上の扶養人数が一人減り「追加控除」となる可能性もあります。
親の健康保険の扶養から外す手続きの申出があった場合には年末調整や住民税の情報が前年のままになっていないか、あわせてご確認するとよいかと思います。
4月に向けて労務を担当する部署は繁忙期となります。一言声をかけることで、あとからの修正等がなくなり、結果的にはスムーズに進むこともあります。
「4月からお子さんが就職・独立される予定の方はいませんか?」
「健康保険や扶養の変更手続きはお済でしょうか?」
一言声をかけてみませんか。
